
TEAM LOSIの超ミニサイズオフロードカー「Micro-T」をベースに、タミヤ ワイルドミニ四駆「ランチボックスJr.」のパーツを流用して作られた「Micro-LUNCH」。
お約束通り、その作り方を大公開しちゃいます。
まずは【準備編】ということで、Micro-Tの構造の解説、改造の方法論から、必要なパーツや工具などの解説をしていきますね。
さて、まずはツラツラと眺めてみますと、このMicro-Tというマシン、さすが名門LOSIが手掛けただけあって、超ミニミニサイズでありながら四輪独立サスペンションやスリッパークラッチを装備した本格派。
パーツのひとつひとつが1/10のバギーをそのままスケールダウンしたような作りで、その精度の高さには「ホントにアメリカ製!?」と驚いてしまいます。
このMicro-Tのドコをイジればランチボックスになるかといえば、まずは特徴であるデカタイヤを装着すること。
それから、ワイルドミニ四駆のランチボックスボディを被せてやること。
はい、この2点でOKなんですねぇ。
とはいえ当然ポン付けができるはずもありません。
Micro-Tのシャフト径とワイルドミニ四駆のホイール中心の穴径を見れば「ガバガバ」状態になるのは一目瞭然。
ではどうするか?
考える前に、まずはMicro-Tのホイールがどのようにシャフトにハマり、どのように駆動を伝えているか見てみましょう。
ホイールを外してみます。

さて、外したホイールのうち、まずはフロントホイールを観察。

なるほど、ホイールの内と外にプラベアリングが入っています。
このベアリングの内径がMicro-Tのシャフト径とピッタリになっていて、うまいこと回転するようになっているんですね。
ということは、このベアリングをワイルドミニ四駆のホイールに入れられれば、フロントの「ガバガバ問題」は解決できるということです。
では、お次はリア側を見てみます。

見えますでしょうか?
ホイールの真ん中に小さな穴があいており、しかも穴の形が「D」の字形になっています。
アクスルシャフトの方を見てみれば、途中から半分に削られていて、いわゆる「Dカット」の形状に。
なるほど、このホイールとシャフトの「D」を合わせて差し込むことで、シャフトの駆動をホイールに伝えているわけですね。
ん〜、これは困った。
ワイルドミニ四駆のホイールを流用しようと思うと、ホイールの穴を「D」にしなければいけない。
でも当然、当方にはそんな加工技術はないわけで…。
と、ここでワイルドミニ四駆のホイールをアレコレ眺め回していると、ホイールの表側中央に丸く「くぼみ」がついていることに気付きます。

むむむむ…Micro-Tのホイールから余分を取り除き、中心の「D」の部分だけを削りだしたものを、このくぼみに入れて固定できれば…。
以上の考察の結果から、Micro-Tホイール → ワイルドミニ四駆ホイールへの換装は
フロント=ベアリングを強制埋め込み
リア=純正Micro-TホイールをツブしてDカット穴アダプターを作成
の方法で行うことに。
というわけで、今回の改造に必要なアイテムを以下にまとめてみました。
まずはタミヤ ワイルドミニ四駆「ランチボックスJr.」。
ボディも流用しますので、コレがなければお話しになりません。
それからもう一つ、ワイルドミニ四駆が必要です。
車種はなんでも構いません。

失敗したときの予備ではありませんよ。
というのは、ワイルドミニ四駆のホイールは一台分が以下のようになっています。

普通のホイールが2つと、ギアと一体となったホイールが2つ。
なんとワイルドミニ四駆というのは、モーターの回転を車体右側の2輪(ギア一体型ホイール)に直接伝え、六角シャフトを通じて左側のホイールも回すというたいそう特殊な駆動伝達方式を採用しているのです。
今回使用するのはこの左側の「普通の」ホイールのみ。

Micro-T一台分を交換しようと思うとどうしてもワイルドミニ四駆が二つ必要なわけですね。
えーそれから、Micro-Tのオプションパーツたち。

イーグル 2760 MICRO-T フルボールベアリングセット 10pcs/926円
Micro-T用のベアリングですね。
ノーマルのプラベアを流用してもいいんですが、タイヤが大きくなることのパワーロスも考慮に入れ、この際フルベア化してしまいましょう。

LOSB1530 Front/Rear Wheels & Tires, Yellow: Micro-T/987円
純正のタイヤ&ホイールのセットです。
Dカットアダプターを作るためにリアのホイールを犠牲にするので、いざノーマルに戻したくなったときのために。
色違いも出ていますので、お好みで。

イーグル 2790 Micro-T F/R ホイルアクスル(ホイルナット4付) ブルー/737円
これは必須というわけではありませんが、限りなく必須に近いアイテムです。
Micro-Tのホイールは通常、極小のEリングでアクスルシャフトに留められています。
ただでさえタイヤの着脱に大きな手間がかかるこのEリング方式ですが、ワイルドミニ四駆のホイールに交換した場合、ホイールのくぼみの中でEリング留めをしなければならなくなります。
そんなことが簡単にできるのは、Mr.マリックぐらいのものです。
ナット留めのできるこちらのホイルアクスルに交換しておきましょう。

3Racing MI-01 Micro-T Turnbuckle Set/1,399円
こちらも必須というわけではありませんが、交換しておきたいパーツ。
デカタイヤに換装した場合、ホイール&タイヤが重くなる分、ステアリングリンケージにかかるストレスは大幅に増大します。
ノーマルはフニャフニャのプラ板のようなものでステアリングをコントロールしていますが、それではあまりにも頼りない。
こちらのパーツの導入をオススメします。
他にもギア比をローギヤード化するためのピニオンセットやスパーギア、オイルダンパーなど導入したいパーツはいくつかありますが、ひとまず必要最低限ということで。
ちなみに上記金額はすべてRC Maniax Web STORE でのお値段になります。
さて、最後に今回の加工で「あったら便利」な工具をご紹介しましょう。
以下のツールを駆使して作業を進めていきます。
・ニッパー
・カッターナイフ
・デザインナイフ
・ダイヤモンドヤスリ
・ボディリーマー
・プラ板用カッター
・彫刻刀
…etc.
特に彫刻刀は使える幅が非常に広く重宝しますので、ひとセットご用意いただくといいかも。
といったところで、意外と長くなりました【準備編】は終了。
次回から実際の作業工程をご紹介していきますよ〜。
お楽しみに!!
(文責:編集長 U.K.)
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